2013年11月28日木曜日

目立たない所からほころびはじめる

先日、栃木の北の北にある馬頭村という集落に
日本大学の学生と行く機会がありました。

馬頭村は田畑は放棄地が多く山も手入れされていないという
典型的な過疎の村でした。

特に衝撃的だったのは
古民家を改修した宿泊施設周りの排水溝に土が5センチ以上溜まっており
カバやらススキやらが生え放題という光景でした。
ちょっと時間があったので10m程さらってみましたが
これがしんどいしんどい。

こういう効果が見えにくい作業は真っ先に行政サービスから外されますし
地味にしんどい作業なので高齢者にはちょっと荷が重いのですね。
こうやって集落維持機能が少しずつ少しずつほころんでいって
ある時がたっと限界を迎えるのでしょう。
知識としては知っていた限界集落のグラフを頭でなく心で理解しました。

こういうのを目の当たりにするとTPPに安易に賛成できなくなりました。


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