2014年5月2日金曜日

何で、、、何でよりによって料理中のサンマがああ 『幻想ギネコクラシー』

この本は、「身も蓋もないお話を描かせたら当代随一」との帯の煽り文句にもあるように、本当に身も蓋もないお話ばっかりの漫画なんですけども、とてもいいんですよね。

他の作品もなかなか素晴らしいのですが、この作品は特にとても自由に楽しんで書いているということが伝わってきて、読んでるだけで楽しくなる漫画なのですよ。もちろん好き嫌いがありますし、この人のマンガ自体が一般受けはまずしないだろう作風なので、これもあんまりおすすめはしないのですが。それでもこの作品は、著者の魅力を凝縮した一冊だと断言できます。すべての方面に突き抜けてぶっ飛んで戻ってこれなくなった漫画です。


そんな全くおすすめできない漫画ですが、久しぶりにいい漫画を読んだなと不覚にも思ってしまったため、つい紹介してしまいました。

最後に、重ね重ね申し上げますが、この人の漫画は漫画読みにしかおすすめできません。青年漫画という表現に慣れていない初心者の方は決して手を出さないようにして下さい。不快になっても、深みにハマっても、責任は持てませんので。


幻想ギネコクラシー 1

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