2014年5月19日月曜日

エクセル方眼紙からコミュニケーションを考えた

エクセル方眼紙ってご存じですか?

表計算ソフトであるはずのエクセルを方眼紙のように設定して、あたかも文書ソフトのように使う日本独自の、というかお役所独自のというか、とても不思議なフォーマットなのです。

こんなのとか




こんなのです。




私はこのエクセル方眼紙を大層憎んでおりまして、事実上データの修正や再利用ができない、バージョンが違うと100%に近い確率でレイアウトが崩れる、ワードやエクセルが使える人ばかり作業的・精神的被害を被るなど、百害あって一利なしの唾棄すべき悪習と考えております。

しかし、この感覚がこれを使ってる人には伝わらないんですよね。

エクセル方眼紙を使うことは未来へのコストであって、結果的に社会全体のパフォーマンスを下げるということを理解してもらうためにはどうすればいいのでしょうか。


まおゆうに「損得勘定は我らの共通の言葉。それは天と地の間で二番目に強い絆だ」というセリフがありましたが、社会的な損得勘定を可視化してわかりやすくプレゼンしたらいいのでしょうか。しかし、そもそもその損得勘定が通じるのならば既に説得できているはずですし、そもそもエクセル方眼紙なんて使わないと思うんですよね。恐らく彼らがエクセル方眼紙に固執する理由は「慣れ」であり、それっぽく見えて(彼らに直接的な)問題が起こったことがない(もしくは気づいていない)という、目の前の損得勘定だけがそこに働いているのだと思われます。

つまり、いくら社会のコストだよと言ったところで本人にはコストとして感じられないのだから、ワードを使おうとする動機がないんですよね。ということは、やはり本人の損になるような負のデザイン、もしくはワードを使ったほうが得するような直接的でわかりやすい正のデザインすることが大切なんでしょうね。そして、負のデザインは後ろ向きで面白く無いので、やはり自主的に全体として良い方向へ向かうような前向きなデザインを考える必要があるんだと思います。


でも、このデザインが難しいんだよなー。
コミュニケーションを通して共感しながらつくり上げていくってのが理想なんでしょうけどねー。けどねー。

おや、こんな時間に誰か来たようだ。


(日記はここで途切れている)

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