2014年5月18日日曜日

小学校の朝礼の動画を見つけて思ったこと

とりあえず動画を御覧ください。








どう思いました?



私はすごく気持ち悪くなりました。

こういう無邪気な同調圧力は悪意がない分厄介で手に負えないと思うのです。もし、こういうことが苦手な生徒がクラスにいたとしたらどうしましょう。「いいこと」だから、「将来の役に立つ」だろうから、恐らく拒否権なんて存在しないはずです。嫌だ、苦手だ、気持ち悪いという感情すら理解されないんじゃないかと思います。もしくは、参加を拒否することは、和を乱すとか参加者を否定するとか言われて糾弾されそうだなと思いました。

少なくとも私は、こういう意味のない挨拶や掛け声は理解できないので苦痛ですし、大声を出すのも嫌いですからやりたくありません。そして、これまで頑張って薄かった面の皮を厚くしてきたので、今なら堂々と拒否することもできます。

でも、これを嫌だと思っても拒否できない子供がいたらと思うと居た堪れないのです。そして、そういった想像力を感じさせない指導者や子どもたちや投稿者が気持ち悪いと思ったのでした。

もちろん、私はこの行為を否定しているわけではありません。個人的には全然好みではありませんしどんな手段を行使しても絶対に拒否したいとは思いますが、やりたい人たちが集まって勝手にやるのは全然構いませんし、それを否定すべきではないと考えます。毎朝床をどんどん鳴らして大声で騒ぎやがってうるせえなあ、くらいは思うでしょうが我慢します。

ただ、そこに拒否権が存在しないとしたらそれは否定されるべきだと思うのです。個人の意志を無視してまで強制する合理性が感じられないことを許してはいけないと思うのです。



まあ、もちろん私の感想は動画の情報のみから邪推した感想ですので、実際には苦手なこどもには配慮されているのかもしれません。クラスのみんなは心からやりたくてやってるのかもしれません。

でも、そうだとしたら、それはそれで気持ち悪いクラスだなーと思いました。

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